Built-in 連携を理解する
Built-in 連携は Base44 内部で実行される既製のアクションです。すべてのアプリで利用でき、API キー、コネクタ、独自のインフラストラクチャを設定する必要はありません。アプリ内のロジックを設計する任意の場所に追加でき、Base44 がホスティング、スケーリング、プロバイダー接続を裏側で処理します。 これらの共有タスクを Base44 に任せたい場合に、Built-in 連携を使用します。たとえば、メールサービスを設定せずにメールを送信したり、オンデマンドで画像を生成したり、Base44 にファイルをアップロード・保存できるようにしたり、アップロードから構造化データをエンティティに抽出したり、LLM を呼び出してエージェントやデータワークフローを駆動しながら、すべての請求とプロバイダー管理を一元化したりできます。メールの送信
SendEmail は、アプリからトランザクションメールやワークフローメール (確認、アラート、ダイジェスト、自動送信が必要なその他の通知など) を送信する Built-in 連携です。 SendEmail は以下からトリガーできます:- Base44 が AI チャットから構築するフロー。
- アプリのコードで編集するバックエンド関数。
- メールで人に通知する必要のあるエージェントやワークフロー。
SendEmail のプロンプト例
Connect SendEmail so that when someone submits this form, they get a confirmation email with their details.Add a daily workflow that uses SendEmail to send me a summary of all new signups in this app.When a task is marked as 'critical', use SendEmail to alert the ops team with a link to the record.
注意:
- SendEmail は外部メーリングリストへの送信をサポートしていません。ファイルは最大 5 件まで添付できます。1 ファイルあたり最大 5 MB、合計で最大 10 MB です。
- SendEmail を通じて送信される各メールは通常約 1 連携クレジットを使用します。カスタムメールドメインから送信する場合は約 2 クレジットです。
プッシュ通知の送信
SendPushNotification は Built-in 連携で、アプリ内の 1 人にネイティブプッシュ通知を送信します。注文の更新、予約のリマインダー、注意が必要なアラートなどに使用します。 プッシュ通知が設定されたネイティブ iOS および Android アプリで動作します。設定方法については、プッシュ通知の追加 を参照してください。 SendPushNotification は以下からトリガーできます:- アプリのコードでサービスロール権限で実行されるバックエンド関数。
- それらのバックエンド関数のいずれかを呼び出すフロー、エージェント、またはオートメーション。
- 最大 100 文字のタイトル。
- 最大 500 文字のメッセージ。
- 最大 50 文字のオプションのアクションボタンラベル。
- アプリ内の特定のページへのオプションのリンク。通知をタップするとそのページが開きます。リンクがない場合はアプリのホームページが開きます。
SendPushNotification のプロンプト例
When an order status changes to 'shipped', use SendPushNotification to tell the customer and link to their order page.Add a backend function that uses SendPushNotification to remind someone about their appointment one hour before it starts.When a teammate is assigned a task, use SendPushNotification to notify them and link to the task.
注意:
- SendPushNotification は Web アプリではなくネイティブモバイルアプリに到達します。
- 各呼び出しは 1 人に送信されます。複数の人に通知するには、それぞれに対して SendPushNotification を 1 回ずつ呼び出してください。
- SendPushNotification を通じて送信される各通知は通常約 1 連携クレジットを使用します。
画像の生成
GenerateImage は、テキストプロンプトやアプリ内のフローから AI を使って画像を作成する Built-in 連携です。カバー、サムネイル、イラスト、アバターなど、外部の画像プロバイダーを管理せずにオンデマンドのビジュアルを生成するのに便利です。 GenerateImage は、新しいコンテンツのカバー画像の作成、写真がまだ用意できていないときの仮の商品画像の生成、テキストの説明に基づくシンプルなマーケティング素材の作成などのシナリオをサポートできます。 GenerateImage は、すでに持っている画像から作業することもできます。プロンプトと共に、既存の画像の URL を渡すと、そのうちの 1 つを編集したり、参照のスタイルに合わせたり、AI に依頼内容のビジュアルコンテキストを与えたりできます。GenerateImage のプロンプト例
Whenever I add a new article, use GenerateImage to create a cover image that matches the title and theme.When I create a new product, generate a simple placeholder image with the product name on a solid background and store its URL in the Products entity.Add a page where I can enter a short description and use GenerateImage to create a marketing image I can download.Let people upload a product photo, then use GenerateImage to create 3 variations of it in the same style.
動画の生成
GenerateVideo は、テキストプロンプトやアプリフローから AI を使って動画を作成する Built-in 連携です。アプリのデザインにリッチなビジュアルコンテンツを追加したり、プロンプト、フォーム、アプリデータからライブアプリ内で動画を生成できるようにするのに便利です。 GenerateVideo を使って、アプリを構築する際にヒーロー動画や商品プレビューを追加したり、ライブアプリ内のマーケティング動画ジェネレーター、レシピプレビュー、フィットネスクリップ、学習コンテンツ、ソーシャルメディアアセット、パーソナライズされたメディアなどの機能を実現できます。GenerateVideo のプロンプト例
Create a short hero video for my recipe app showing lemon herb chicken cooking in a pan. Add it to the homepage hero section with a dark overlay.Add a page where people can enter a prompt, choose a video style, generate a short video with GenerateVideo, and save it.Let people generate short social media videos from prompts, preview them in the app, and save each video URL to the Videos entity.
注意:
- AI チャットから動画を生成するには、Starter プラン 以上が必要です。
- AI チャットが動画を生成するとき、プロンプトのメッセージクレジットに加えて約 1 つの追加メッセージクレジットを使用します。
- ライブアプリでの動画生成は、生成された動画の 1 秒あたり通常約 5 連携クレジットを使用します。
音声の生成
GenerateSpeech は、テキストを自然な音声に変換し、生成された MP3 ファイルへの公開 URL を返す Built-in 連携です。アプリは、外部の音声プロバイダーに接続することなく、音声を再生、保存、埋め込みできます。 GenerateSpeech は、コンテンツ重視のアプリに読み上げ機能を追加したり、ナレーション付きのウォークスルーを構築したり、多言語の通知を配信したり、アプリデータから音声サマリーを生成したりするのに便利です。30 言語で動作し、Base44 が自動的に言語を検出します。
GenerateSpeech を使ってアプリに listen ボタンを追加
GenerateSpeech のプロンプト例
Add a "Listen" button to each article page. When clicked, use GenerateSpeech to convert the article body to audio and play it back in the app.When a new lesson is saved, use GenerateSpeech with the "sunny" voice to generate an audio version and store the URL in the Lessons entity.Build a page where I can enter text, choose a voice, and generate a downloadable audio file using GenerateSpeech.
注意:
- テキスト入力は 1 回の呼び出しあたり 5,000 文字に制限されます。
- GenerateSpeech は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、アラビア語、ヒンディー語を含む 30 言語をサポートします。
- 利用可能な音声は次の通りです:
river(穏やか、ニュートラル)、honey(温かく、柔らか)、sunny(明るく、活発)、storm(フォーマル、権威的)、spark(エネルギッシュ、速い)。デフォルトの音声はriverです。 - 各呼び出しはテキストの長さに基づいて連携クレジットを使用します: 通常 50 文字あたり約 1 クレジット、1 回の呼び出しあたり最大約 100 クレジット。同じテキストを再生する場合も含め、音声を生成するたびにクレジットが課金されます。重複した課金を避けるには、返された音声 URL を保存して、GenerateSpeech を再度呼び出さずに再生してください。
音声 URL を使用する
GenerateSpeech が実行されると、生成された MP3 ファイルを指す公開 URL を返します。この URL をアプリのオーディオプレーヤーコンポーネントで直接使用したり、エンティティフィールドに保存して、音声を再生成せずに後で再生したりできます。各呼び出しの後に URL をエンティティに保存するよう AI チャットに依頼してください。例:
最初の生成後、listen ボタンの下に音声ファイルの URL が表示されます
音声の文字起こし
TranscribeAudio は、話し言葉の音声をテキストに変換する Built-in 連携です。アプリがアップロード済みの音声ファイルを送ると、文字起こしをプレーンテキストで返します。このテキストは表示、保存、または次のステップへの受け渡しに使えます。 TranscribeAudio は、ボイスメモのテキスト化、インタビューや会議録音の文字起こし、音声コンテンツへのキャプション追加に役立ちます。入力の代わりに音声で口述してもらうこともできます。たとえば、現場でボイスメモを録音し、その文字起こしを訪問記録に保存するフィールドノートアプリを構築できます。TranscribeAudio のプロンプト例
Add a record button to the notes page. When someone stops recording, upload the audio and use TranscribeAudio to save the transcript in the Notes entity.When a new interview recording is uploaded, use TranscribeAudio to transcribe it and store the text in the transcript field of the Interviews entity.Build a page where I can upload an audio file, transcribe it with TranscribeAudio, and then use InvokeLLM to summarize the transcript.
注意:
- まず音声ファイルをアップロードし、その URL を TranscribeAudio に渡します。音声の文字起こしを依頼すると、AI チャットがこれを処理します。
- 対応形式は MP3、MP4、M4A、MPEG、MPGA、WAV、WEBM、OGG、OGA、FLAC です。
- 各音声ファイルの上限は 25 MB です。
- 各呼び出しは、音声の長さに応じて連携クレジットを使用します。通常は 1 分あたり約 1 クレジットで、1 回の呼び出しにつき最低 1 クレジットです。重複して課金されないよう、同じファイルを再度文字起こしせず、文字起こし結果を保存してください。
ファイルのアップロード
UploadFile は、アプリを使用する人からのファイルアップロードを受け付けられるようにする Built-in 連携です。UI のファイルアップロードコンポーネントを駆動し、独自のストレージやアップロードエンドポイントを構築せずに、ドキュメント、画像、データファイルを収集できます。 UploadFile は、領収書、契約書、スクリーンショット、プロフィール画像、CSV やスプレッドシートなどのデータファイルを収集し、アプリ内のレコードに紐付けたい場合に適しています。UploadFile のプロンプト例
Add a file upload field to this request page using UploadFile so people can attach a PDF when they submit.Let people upload profile pictures, store the file using UploadFile, and save the image URL in the Members entity.Create a page where I can drag and drop CSV files, upload them with UploadFile, and show a table of uploaded files.
現在のファイルサイズとタイプについては、ファイルのアップロード ガイドをご確認ください。
アップロードされたファイルからのデータ抽出
ExtractDataFromUploadedFile は、アップロードされたファイルから構造化コンテンツを読み取り、アプリが扱えるデータに変換する Built-in 連携です。「ファイル保管」から「使用可能なレコード」へと進めるよう、キーフィールドと行を抽出します。JSON スキーマを使用して、アップロードされたファイル (CSV、PNG、JPG、JPEG、PDF) から構造化データを抽出できます。特にデータを一括インポートするのに便利です。 ExtractDataFromUploadedFile を使用すると、領収書、請求書、フォーム、データファイルを解析して、Contacts、Invoices、Expenses、Metrics などのきれいなエンティティに変換できます。手書きのパースロジックは不要です。 UploadFile と ExtractDataFromUploadedFile を組み合わせることもできます。たとえば、UploadFile を通じて CSV、Excel ファイル、PDF をアップロードしてから、ExtractDataFromUploadedFile を使ってコンテンツをデータテーブル内の行に変換します。ExtractDataFromUploadedFile のプロンプト例
When I upload a CSV file of customers, use UploadFile and ExtractDataFromUploadedFile to import the records into a Customers entity.Let me upload invoice PDFs and use ExtractDataFromUploadedFile to pull invoice number, vendor, date, subtotal, and total into an Invoices table.Build a page where I can upload an Excel file with KPIs, then use ExtractDataFromUploadedFile to update the Metrics entity.
LLM 呼び出しの実行
invokeLLM は、アプリ内から大規模言語モデル (LLM) 呼び出しを実行する Built-in 連携です。アプリがデータやフローを使って AI と「思考」できるようにし、テキスト生成、説明、LLM に依存する判断を駆動します。 invokeLLM は、データエージェントの構築、コンテンツの要約や書き換え、レコードの分類、ダッシュボードからのおすすめ生成、ユーザーのタスク完了を支援するアプリ内アシスタントの追加などに適しています。フローやバックエンド関数で他の Built-in 連携と同じように動作しますが、追加の制御レイヤーがあります: 使用する基盤モデルを選択できます。invokeLLM のプロンプト例
Add a data agent that uses invokeLLM so I can ask natural language questions about my Sales entity and see the answers in this app.When a support ticket is created, use invokeLLM to summarize the description into a short overview and store it in a Summary field.Create a flow that uses invokeLLM to classify each new lead into one of three segments based on their notes, and save the segment on the lead record.Switch invokeLLM to use a stronger model for my agents so they can give better explanations on complex analytics dashboards, and update any flows that depend on invokeLLM.
invokeLLM のモデルを選択する
デフォルトでは、invokeLLM は品質とコストのバランスをとった標準モデルを使用します。必要に応じて、Base44 内の AI チャットに依頼して、invokeLLM で別のサポート対象モデルを使うように切り替えられます。invokeLLM は Base44 で利用可能なモデルの一部をサポートしており、アプリエディターの他の場所で提供されるすべてのモデルではありません。現在のプリセット ID は サポートされているモデル を参照してください。 たとえば、次のように伝えます:Switch invokeLLM to use <model-name> for this app。
invokeLLM で提供されるすべてのモデルは、すべてのプランで利用できます。プランによって選べるモデルが制限されることはありません。コストはクレジットで管理されます。より高性能なモデルほど、呼び出しごとに多くの連携クレジットを使用します。
Base44 がモデルを廃止しても、アプリは動作し続けます。廃止されたモデルを指定した呼び出しは、性能とコストが近い現行モデルに送られます。そのため何も壊れず、クレジット使用量も同程度に保たれます。ただし、指定したモデルは使われなくなるため、回答のスタイルや品質が変わる場合があります。アプリが特定のモデルに依存している場合は、AI チャットに依頼して、選んだモデルに invokeLLM を切り替えてください。
invokeLLM のモデルを変更すると、レスポンスのスタイル、推論能力、品質がそのモデルに合わせて更新されます。各呼び出しが使用する連携クレジット数も新しいモデルのコストに基づいて変化し、invokeLLM に依存するフローはすべて自動的に新しいモデルの使用を開始します。
AI Gateway の使用
GenerateImage、GenerateVideo、invokeLLM は、シンプルなプロンプトでほとんどのニーズに対応します。より細かく制御したい場合は、代わりに AI Gateway を呼び出せます。AI Gateway を使うと、バックエンド関数からテキスト、画像、動画用の Base44 の AI モデルに直接アクセスできます。正確なモデルを選び、アスペクト比、解像度、品質、動画の長さなどのオプションを設定できます。 AI Gateway は、OpenAI SDK や Vercel AI SDK などの一般的な AI ライブラリで動作します。リクエストにはアプリの連携クレジットが使われるため、モデルプロバイダーの別アカウントや API キーは不要です。AI Gateway のプロンプト例
Use the AI Gateway in a backend function to generate a 16:9 product image at high resolution for each new item in my Products entity.Add a page where people describe a scene, then use the AI Gateway to generate an 8-second vertical video and save it to the Videos entity.
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